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[外交安保 · 政治] [윤영관 회원] サンデーコラム: ウクライナ侵攻と「毒を抱いたエビ」(中央サンデー, 2022.02.26)
Date: 2022-02-26

中央サンデー|【サンデーコラム】ウクライナ侵攻と「毒を抱いたエビ」

 

2022.02.26

 

帝国的プロジェクトで犠牲経験の韓国
毒を含んだエビまではいかなくても
経済力に見合う外交の格揃えるべき
対ロシア制裁の参加はよくやったこと

 

ユンヨングァン ソウル大名誉教授・元外交通商部長官

2日前の24日、ロシアがウクライナを全面侵攻し、世界は衝撃に陥った。ところで、アメリカはなぜロシアのウクライナ侵攻を阻止できなかったのだろうか?それはロシアの現象変更意志に比べてこれを防ぐというアメリカの意志がはるかに弱かったからだろう。米国と北大西洋条約機構(NATO)諸国は、ロシアが昨年4月から軍事力を国境地帯に集中配置し始めた時から、軍事力使用による強い抑制(deterrence)意志を示さなかった。外交的解決だけを試みただけだが、ウラジミール・プーチンロシア大統領はこのような西側の強い意志欠如を見抜いて虚点を掘り下げた。

米国の軍事力使用意志欠如には、ジョージWブッシュ政権の帝国的自慢心(hubris)に対する逆作用という長い影が表れている。イラク・アフガニスタン戦争の後遺症で過度な軍事介入を避けようとするバラク・オバマ政権以来、米国は世界紛争地域で主導的な解決者の役割をすることができずに揺れながら萎縮した姿を見せてくれた。例えば、オバマ政権がシリアのバシャル・アサド政権が化学兵器を使用すれば軍事攻撃をするとレッドラインを引いておき、2013年にそれを破ったのに見て見ぬふりをしたのは、米国のリーダーシップに致命的な打撃だった。一方、ロシアは2015年にシリアに介入し、内戦の流れを変えアサド政権を復活させながら域内でロシアの影響力を強化した。

とにかくロシアのウクライナ侵攻で、2022年2月はヨーロッパおよび世界政治史で重要な変曲点になるだろう。今、ヨーロッパは「侵攻前」と「侵攻後」の時期に明確に区分されるだろう。何よりも侵攻後、欧州諸国の政治は軍事化するだろう。これまで欧州諸国はNATOという米国主導の集団防御体制と欧州連合(EU)という政治経済協力体の枠組みの中で概ね安保に対する大きな心配なしに生きてきた。それとともにそれぞれロシアとのいろいろな経済協力関係を維持し、米国とは対ロ政策と関連してぶつかったりしながら過ごしてきた。例えば、ドイツは米国が反対のノルドストリーム2ガスパイプラインの建設にこだわり、フランスはヨーロッパの独自の役割を強調し米国とは異なった声明を出した。

  もうそんな余裕がなくなった。プーチンは国際法を赤裸々に違反し軍事力を行使した。彼にとってはロシアのすぐ隣にウクライナが成功した民主国家として存在すること自体が脅威だ。したがって、彼はウクライナの軍事力を滅ぼし、政府の機能や経済インフラなどを破壊し、非常に混乱した失敗国にするだろう。さらに彼が1997年以前にNATOの拡張を元に戻すよう求めたことと、最近ロシアの核兵器について言及したことに注目する必要がある。これは彼の「ソ連帝国の栄光復活」プロジェクトがウクライナで終わらず、今後エストニア、ラトビア、リトアニアまで、さらにポーランド、ルーマニア、スロバキアに拡張されていくことができると予想する。米国とNATOの核心国家はこれらの国々にどのように安全保障をしてくれるかが大きな課題となった。フィンランドとスウェーデンも不安になり、彼らが望むならNATO加入の問題が議論されるだろう。今、経済ではなく軍事安全保障が欧州国際関係を規定する一次変数になったのだ。米国とヨーロッパがどれほど団結するのか、欧米諸国の経済制裁とそれに対応したロシアのエネルギー、サイバー及び多様な擾乱作戦がどのように進められるかがカギだ。

 ここで重要な関心事は二つある。一つはアメリカのジレンマで、二つ目は中国の反応だ。米国はいわゆる「ヨーロッパへの帰還(Pivot to Europe)」を推進しなければならない状況だ。中国を意識した「アジアへの帰還(Pivot to Asia)」が始まったばかりではないだろうか。欧州を団結させ、米国側にさらに引っ張らなければ、ロシア・中国の連帯にしっかりと対立できないからだ。

中国はロシアのウクライナ侵攻を積極的に支持し支援するのだろうか?これまで中国はNATO拡張問題に関してロシアの立場を支持した。したがってロシアは西側による経済制裁の否定的な余波を中国が相当に緩衝させてくれると期待するだろう。しかし中国はロシアのウクライナ侵攻に対しては留保的だ。一方、米国がウクライナに集中しているとき、中国が台湾に多様な攻勢的行動をとらないかという懸念もある。結局、米国の最大の外交課題はどのように中国が米国に協力するように引き付けられるかである。

 今、国際政治分析者ではなく韓国人の立場でどのような立場を取るべきか考えてみよう。韓国は周辺大国と北朝鮮が国際法と規範に違反したり、悪用しながら追求した帝国的プロジェクトと権力政治に頻繁に犠牲になってきた。旧韓末日帝植民地化、北朝鮮の南侵、中国の6・25参戦がそうだった。だからロシアの武力を使ったウクライナの主権侵害に批判的でなければならない。1966年リー・クアンユー・シンガポール首相は「大きな魚は小さな魚を狩り、小さな魚はエビを食べる世界だ。シンガポールは毒を抱いたエビになるべきだ」と話した。毒まで抱くのがちょっと厳しいならば、少なくとも世界10位の経済力に合う「格」程度は揃う外交にならなければならない。遅くとも韓国政府が対ロシア制裁に参加することにしたのはうまくいったことだ。

ユン·ヨングァン/ ソウル大名誉教授・元外交通商部長官

 

Source: https://www.joongang.co.kr/article/25051290#home

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